クリスタルガイザーのシャスタとオランチャの違いや見分け方

クリスタルガイザーには、シャスタ産とオランチャ産の2つ種類があります。
どちらも同じ『クリスタルガイザー』として売られていますが、厳密には違っているのです。

今回は、クリスタルガイザーのシャスタ産とオランチャ産の違いや見分け方について解説します。

クリスタルガイザーのシャスタとオランチャの違いは？

まず、シャスタとオランチャでは水源が違います。
シャスタは、米国カリフォルニア州北部、カスケード山脈の南部にある聖地マウント・シャスタの湧き水を
オランチャは、米国カリフォルニア州のシェラネバダ山脈にあるオランチャ山の自然保護地域に湧き出した天然水を
水源として使用しています。

水源となる水の大きな違いは、その硬度です。

シャスタ産・・38mg/l
オランチャ産・・67mg/l

数値が低いほど軟水ですので、オランチャ産に比べてシャスタ産の方が29mg/l程軟水であるということです。

日本の水は、硬度が低く、私達は普段から軟水の水に慣れています。
日本人が、海外の硬度が高い水を急に飲むとお腹を壊しやすいのはそのためです。

じゃぁ日本の水道水がどのくらいの硬度なのかというと、平均して50～60くらい。
ただ、この硬度は住んでいる地域によってかなり差があります。
例えば一番硬度が低いのは、愛知県の26.476mg/l
一番高いのは沖縄県の84.006mg/lです。

（※東京は65.304mg/l、大阪は44.084mg/l、福岡は60.815mg/l）

オランチャ産の硬度は、シャスタ産に比べると高いですが
それでも日本の水道水の硬度とそれほど違うというわけではないですね。
どちらも日本人に合う、飲みやすい軟水です。

また、硬度以外に栄養成分の含有量も違ってきます。

【シャスタ産　硬度38】
ナトリウム：1.13mg
カルシウム：0.64mg
マグネシウム：0.54mg
カリウム：0.18mg
バナジウム：5.5μg

【オランチャ産　硬度67】
ナトリウム： 1.91mg
カルシウム：2.24mg
マグネシウム：0.27mg
カリウム：0.26mg

大きな違いは、バナジウムが含まれているかどうか。
シャスタ産には含まれていますが、オランチャ産には含まれていません。

バナジウムは血糖値を下げる効果が実証されている成分で
日本では、富士山系の天然水に多く含まれています。

クリスタルガイザーのシャスタ産にはヒ素が含まれる？

実はクリスタルガイザーには『ヒ素』が含まれていることがわかっています。
ヒ素が検出されたのは、シャスタ産ではなくオランチャ産です。

とは言え、検出されたのは人体に影響がないと言われるレベルです。
ヒ素に対するアメリカの許容量が0.01㎎/lなのに対し、オランチャ産のものは0～0.0030㎎/lと極微量。

ちなみに日本のヒ素許容量は水道水で0.01㎎/l以下が義務付けられていますが、
ミネラルウォーターの場合0.05㎎/l以下です。
日本のミネラルウォーターはちょっと基準が甘いんですね。
オランチャ産のミネラルウォーターよりも日本のミネラルウォーターの方が、よっぽどヒ素が含まれている可能性があるかもしれませんね。